グーグル参入で激化する「電子書籍取次」の競争
電子書籍の時代は、書き手と売り手がいれば来るわけではない。
多数の作り手と売り手を結びつける媒介者が必要だ。
グーグルがそうした仕事に乗りだした。
●端末メーカーがコンテンツを決めるのが正しいか
続きは、こちらです。
この原稿は有料化しました。
(週刊アスキー「仮想報道」Vol.641)
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電子書籍の時代は、書き手と売り手がいれば来るわけではない。
多数の作り手と売り手を結びつける媒介者が必要だ。
グーグルがそうした仕事に乗りだした。
●端末メーカーがコンテンツを決めるのが正しいか
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(週刊アスキー「仮想報道」Vol.641)
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図書館の本をごっそり電子化するグーグルの「黒船」は、
「撃退」されたと思われているが、
かたちを変えてふたたび大規模な本の有料閲覧事業がはじまる。
●「グーグル・エディション」誕生
大きな図書館の本をごっそり電子化して検索や有料閲覧の対象にするというグーグルの壮大なプロジェクトは、米出版社協会や作家協会に訴えられたが、08年10月には和解案がまとまった。しかし、アメリカ国外の本も対象になるとわかって、日本も含めた国外の権利者などから批判が出た。米司法省も、国外の権利者まで対象にするのは無理があると言いだし、結局、和解案は修正されて、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア4国で出版されたか、09年1月5日までに米著作権局に登録ずみの著作物に限定された。日本のほとんどの本は対象ではなくなって、和解はアメリカの裁判所の承認待ちの状態になっている。
グーグルは、検索のための電子化や複製は、アメリカの著作権法にある「公正利用(フェア・ユース)にあたると主張している。こうした条文を盾に、日本語の本についても電子化を強行するグーグルは、「黒船」にもなぞらえた。
グーグルの「黒船」は修正和解案によってとりあえず撃退されたように思われているが、じつはそうではないかもしれない。そうしたことを感じさせる動きが始まっている。
続きは、こちらです。
この原稿は有料化しました。
(週刊アスキー「仮想報道」Vol.640)
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「国会図書館による有料配信決定の記事は誤報のよう」と書きましたが、国会図書館に続いて、日本書籍出版協会(書協)(リンク先PDF)も否定しました。
なぜこういう記事が出たのか不思議ですね。
この「誤報」によって、はたして、有料配信が前進するのか、それともまったく逆に後退するのか、どちらでしょうね。
足を引っ張るつもりでこうした情報を流した人がいるのだとしたら、許し難いですが。
とはいえ、ふたつの組織が否定してもそれを知る人は限られているでしょうから、もはや世間的には、2011年春に有料配信開始ということになってしまいましたね。
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昨日の日経のスクープ「国会図書館の本、有料ネット配信 400万冊対象、11年にも」は誤報のようだ。
関係者が否定しており、ほかの新聞も(この記事にあるほど確定しているのであれば容易に確認できることなのに)まったく追随して報じていない。
個人的にも、これがほんとうなら、つい最近聞いたいろいろな話が、知っていて知らないそぶりで話されていたことになり、人間不信になりそう。(冗談ですが)
ただ、権利者側を代表して著作物の利用にブレーキをかけてきた文芸家協会の三田誠広氏が、日本版の版権レジストリ(著作権者が出版物をどうあつかうかを登録し管理する組織)の設立には積極的になり、日本での本のデジタルデータの利用の問題に進展する兆しが出てきたことはたしかだ。
版権レジストリについて動きがあることと、国会図書館の配信プラン(長尾館長の私案)の話がごっちゃになって、この記事ができたのではないかというのが現在の推測。
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日本語の本が言葉の壁に守られ、グローバリズムの嵐とは無縁だった時代は過ぎ去ろうとしている。
グーグルという黒船がやってきて大砲をぶっ放した‥‥
●突然出されたグーグルの「公告」
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グーグルは、本の電子データ閲覧ビジネスに乗り出そうとしている。
こうした分野は、現在は注目度が低いが、
いずれかなりの規模の市場になるかもしれない。
●グーグルによって生まれる新たな電子データ市場
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ブック検索をめぐるグーグルと米出版社協会などとの裁判の和解案がまとまった。
裁判所に認められれば、アメリカで膨大な絶版本の電子データ市場が立ち上がる。
●今年のグーグルは何をやる?
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グーグルの新しいプロジェクトについて友人の編集者と議論した。以前書いたように、グーグルは、英米の大きな大学の図書館の蔵書延べ1500万冊以上をスキャンして電子化する。利用者はネットで検索して著作権の切れたものは全文を、著作権のあるものは出版社が認めた本は該当個所の前後2ページ、そうでないものは数行を1冊につき3個所まで表示する。課金して全文アクセスすることもできるようになるだろうから、これで本のデジタル時代が一挙に幕を開けるのではないかと、先月、私はいささか興奮気味で原稿を書いた。しかし、議論をした友人は、本のデジタル化について詳しくまた理解もあるのだが、「これまで何度も失敗してきた電子書籍のプロジェクトと変わらない。少なくとも日本でうまく行かない理由を10や20は上げられる」と言う。そう感じる人も多いと思うので、今回ももう少しこの事業について書いてみたい。
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12月半ばに明らかにされたグーグルのプロジェクトの持つ意味はきわめて大きい。グーグルに協力するオックスフォード大学やニューヨーク市立図書館のスタッフは、グーテンベルクの印刷術の発明にも比べられる事件だとまで言ったそうだが、たしかに本の世界が大きく変わる可能性を秘めている。
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