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2011.01.26

国策「電子書籍元年」

2010年の「電子書籍元年」の背景には、
政府の情報通信技術(ICT)政策がある。
その点が、以前の電子書籍についての動きと大きく異なっている。

●電子書籍の意外な推進者

 2010年は「電子書籍元年」と言われていたが、はたしてどれぐらいほんとうにそうなるだろうかと思っていた。iPadはたしかに発売されたが、アップルの電子書店「iブックストア」で日本の電子書籍は売られず、キンドルの日本での本格的な発売も始まらなかった。
 コンテンツについても散発的なおもしろい電子書籍の発売はあったものの、それだけで端末購入の起爆剤になるとは思えなかった。
 そうしたことになったのは、国内の動きによって「電子書籍元年」が始まったのではなくて、アップルやアマゾン、グーグルなどの「黒船企業」によって始まったことも関係していると思っていた。
 しかし、私は2010年の終わり近くになって「電子書籍元年」であることを納得し始めた。
 国内の動きによって「電子書籍元年」が始まったわけではないと書いたが、この見方は、半分はあたっているものの、半分はあたっていないようだ。アメリカでの動きに誘発されたことは確かだが、国内でのそうとうに組織だった動きがあることがわかったからだ。「そうとうに組織だった」と書いたが、国が動いているのだから、これほど「組織だった」動きはないとも言える。

続きは、こちらです。
この原稿は有料化しました。

(週刊アスキー「仮想報道」Vol.655)

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