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2010.10.17

『電子書籍の時代は本当に来るのか』(ちくま新書)目次

アマゾンのサイトには、さしあたり簡略な目次のみのようなので、近刊の『電子書籍の時代は本当に来るのか 』(ちくま新書 871)の目次・完全版を載せておきます。

まえがき

第一章 電子書籍端末の問題はどこにあるのか?

1 最初の「電子書籍の時代が来る」

 ●本はやっぱり消える?
 ●一九九八年のカラーの電子書籍端末
 ●コロンブスの卵
 ●「電子書籍の夢」
 ●実験への疑問
 ●電子書籍実証実験の帰結と新たな始まり

2「紙の本がなくなる」――二度目の「騒ぎ」

 ●PDA電子書籍
 ●増え始めた電子書籍
 ●「iPhoneの前身」の実証実験

3 「リブリエ」の失敗――何度目かの「電子書籍元年」

 ●中国市場の影
 ●「教育特需」のおこぼれの電子書籍市場?
 ●読書端末をただで配る?
 ●ソニーの読書端末
 ●反射型表示のゆくえ
 ●あきらめない端末メーカー2社

4 ケータイ小説とブログの意味

 ●集団的著作と個人メディア
 ●ケータイ電子書籍の可能性と限界
 ●ケータイ小説ブームを支えたネット・メディアの性質
 ●完成度の高いものはかならずしも必要ではない

5 キンドルはなぜ成功したのか

 ●アマゾンの「逆ざや商法」
 ●十分に準備したアマゾン
 ●キンドルを買ったのは誰か?
 ●キンドル2の発売
 ●小売価格をつけるのは誰か?
 ●「安売り」への懸念
 ●印刷版も電子版もつくればコストは増える
 ●アマゾンとアップルのソフト戦争
 ●キンドルの問題点

6 iPadは「本」の破壊をもたらす?

 ●iPadはネットのコンテンツを使う装置
 ●アップルの「検閲」
 ●iPadと雑誌
 ●iPadとハリウッド型コンテンツ
 ●読書端末としてのiPadの問題点

7 激化する読書端末戦争と日本語表示できるキンドル3の登場

 ●読書端末の価格引き下げ競争が始まった
 ●大手書店からさらに一一九ドルの端末が‥‥
 ●日本語表示可能なキンドル3が出たものの‥‥

8 電子書籍をめぐる状況は変わったか?

 ●電子書籍市場が成長するには読書端末が必要
 ●日本でも端末がいろいろ出れば‥‥

第2章 グーグルは電子書籍を変えるか?

1 あらゆる書籍のデジタル化に乗り出したグーグル

 ●騒動の始まり――図書館の本をまるごと電子化し始めたグーグル
 ●本の全文検索の登場――先行するアマゾン
 ●あと追いするグーグル
 ●追いついたグーグル
 ●グーグル・ブック検索の意味
 ●グーグルの「使命」
 ●「グーグル・プリント」の限界とグーグルが見つけた解決方法
 ●図書館プロジェクト
 ●新しい検索を立ち上げるさいの四条件

2 グーグルの「誤算」――ブック検索裁判

 ●グーグルという特殊で不思議な会社
 ●記者会見に現われた無邪気なグーグルの二人の創立者
 ●フェア・ユース
 ●苦衷の米出版社協会長
 ●グーグルの言い分

3 グーグルによって生まれる新たな電子データ市場

 ●和解案の詳細
 ●グレイな解決がグーグルにとってベスト
 ●グーグルがブック検索訴訟で得たもの
 ●オプト・アウトの出版物への適用
 ●孤児本とオプト・アウト
 ●和解案の問題点
 ●グーグルの経営がうまくいかなくなったら、どうなる?

4 日本語版グーグル・ブック検索の誕生

 ●書店との連携の可能性を示唆したグーグル
 ●いち早く提携した慶応大学

5 猛反発されたグーグル

 ●突然出されたグーグルの「公告」
 ●米国での和解に拘束される理由
 ●グーグルと和解管理者の大失敗
 ●日本の著作権者の選択肢
 ●和解案に対する作家団体の反発
 ●ハーバード図書館長の懸念
 ●グーグルがヨーロッパにもたらした不安
 ●「人気ランキング」の弊害
 ●デジタル化プロジェクトを左右する国民性

6「グーグル撃退」のツケは誰が負うのか?

 ●グーグル訴訟・修正和解案の問題点
 ●ツケを払うのは結局、社会全体
 ●「黒船」を撃退して

7 膨大な既刊本の電子化を誰がやる?

 ●長尾真氏の電子図書館構想
 ●長尾構想の問題点
 ●韓国の電子図書館
 ●図書館の「商業化」?
 ●進展し始めた長尾構想

8 グーグル「再上陸」

 ●グーグル・エディション誕生
 ●グーグル・エディションの特徴――コスト負担なしの電子化
 ●多様なオンライン書店、多様な導線
 ●街の書店との連携を模索しているグーグル
 ●グーグル・エディションの小売価格を決めるのは誰か?
 ●グーグル・エディション日本語版の問題点
 ●修正和解案にもあった「リセール」の項目
 ●「電子書籍貯蔵庫」の方向に一歩踏み出したグーグル
 ●競争が激しくなってきた電子書籍取次
 ●グーグルがアマゾンや楽天のライバルになる
 ●グーグル・エディションはウェブを変える

第3章 「ネットは無料」の潮目が変わろうとしている?

1「ニュース記事は無料」の時代は終わるのか?

 ●新聞の読書端末配信がウェブを変える
 ●ネットに完全移行した新聞社の収入は100分の1?

2 サイトに高額課金すると新聞読者は戻ってくる?

 ●ニュースが私を見つけてくれる時代の始まり
 ●2年ごとに毎日読む人が10%ずつ減っている30歳代
 ●印刷版からウェブへのニュース講読の移行はどのようなものになる?
 ●「歳をとれば新聞を読む」というのはウソ
 ●「オンライン版は割高」という常識はずれの価格設定
 ●「ネットは無料」の魔法が解けた?
 ●長期的にはやはりジリ貧になる
 ●有料と無料の混在(フリーミアム)がニュース・サイトの生きる道?
 ●ニュース・サイトの課金ネットワーク――「ジャーナリズム・オンライン」の試

3 メディア王マードックの野望――読者が減っても収入は増える?

 ●9割が支払い拒否にもかかわらず課金を始める新聞
 ●95%のアクセスを失っても収入は増える

4 ウェブで融合するニュース記事と書籍

 ●予想を超える購読者がいても不思議ではない日経の電子版
 ●課金プラットフォームを握るのは誰か?
 ●日経のやらないことをやった朝日
 ●本の山のなかから探しているものに出会う新たな方法
 ●セルフ・パブリッシングに必要なのは課金プラットフォーム
 ●ノンフィクションや調査報道を救うウェブ新書
 ●携帯端末向きのあら手の電子書籍

5 電子書籍がウェブの構造変化を引き起こす?

 ●「ウェブのコンテンツは無料」になぜなったのか
 ●「オープン=無料ではない」と主張するグーグル
 ●市場破壊の低価格商品
 ●「新聞崩壊」を心配するグーグル
 ●読書端末の登場でウェブが変わる?

あとがき――再販制崩壊を導く電子書籍

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